1993-04-07 第126回国会 参議院 環境特別委員会 第5号
平成四年三月に長良川河口堰に関する追加報告書というものが出てまいりまして、水質への影響とかカジカ類等の回遊性魚類への影響についての報告書が出されたということを承知しておりますが、環境庁はこの環境影響評価の作業にどのようにかかわられたのでしょうか。
平成四年三月に長良川河口堰に関する追加報告書というものが出てまいりまして、水質への影響とかカジカ類等の回遊性魚類への影響についての報告書が出されたということを承知しておりますが、環境庁はこの環境影響評価の作業にどのようにかかわられたのでしょうか。
また、工事期間に入りましては、平成二年十二月の環境庁長官の見解を踏まえまして、従来より実施してきました環境調査の内容それから環境保全対策につきまして建設省、環境庁の両省庁で点検いたしまして、その結果、水質、カジカ類等の回遊性魚類、高水敷の貴重な動植物の三項目につきまして環境庁と十分協議の上、事業者である建設省と水資源開発公団で追加調査を実施したものでございます。
建設省は昨年環境庁と打ち合わせして、水質シミュレーション、既往調査結果の検証、魚類のカジカ類の補足的調査、改変予定の高水敷の動植物の補足的調査、この三項目を行っております。その結果は、周辺住民、特に市民グループ等、これらの結果について納得をされたかどうか、簡単に。
その見解に沿いまして環境庁と建設省が協議をいたしました結果、平成三年の三月に、建設省と水資源開発公団において学識経験者の指導も得ながら、河口ぜき設置後の水質予測でございますとか、あるいはせきの設置、水質、流況の変化がカジカ類の遡上とか降海それから生息に及ぼす影響、三点目は今後工事が予定されている高水敷における貴重な動植物の生息に及ぼす影響、この三点につきまして補足的な調査検討を実施した上で、既に実施
一つは水質に関する項目、二つ目はカジカ類に関する調査、それから三つ目は河川敷地における貴重種の調査、この三つであったわけです。
二点目のカジカ類。これはカジカ類についていろいろ調査をいたしなさいということでございますが、せきの設置によって、遊泳力の弱いカジカという底をはう魚が果たしてせきを上れるのかどうかというようなことでございます。カジカと似たようなのでハゼというのがございますけれども、ハゼは吸盤があるために非常に上る力があるわけでして、それよりももっと弱いカジカはどうかというようなことでございました。
その後、この見解に沿いまして、環境庁と建設省が協議した結果、建設省及び水資源開発公団において学識経験者の指導を得まして、以下の三点申し上げますが、一つ目が河口ぜき設置後の水質がどのようになるか、その予測について、二つ目が、せきの設置並びに水質や流況の変化、これがカジカ類の遡上、降海、生息、これにどのような影響を及ぼすことになるのか、それから三つ目が今後工事が予定されております高水敷、ブランケットでございますが
実施項目の内容につきましては、水質シミュレーションによる既往調査結果の検証、それから魚類のカジカ類の補足的調査、さらに改変予定の高水敷の動植物の補足的調査のこの三項目でございます。 現地における調査はほぼ現時点で終了いたしておりまして、現在それらを取りまとめ中でございまして、ことしの三月末を目途にその結果を公表する予定で現在鋭意作業を進めているところでございます。
なお、河口ぜきの建設が環境にどういった影響を及ぼす可能性があるか、この点につきましては、既に建設省と協議した追加的な調査をお願いしてございますが、その中で考えてございますのは、一つは、せきの設置後の水質に関する詳細な予測、それに関連いたします必要な水質項目についての調査、それから二つ目には、せきの設置あるいは水質の変化、これに伴います回遊性魚類、特にカジカ類等の生息に及ぼす影響、それから三つ目に、今後工事
また、底生魚であるカジカ類についてでございますが、長良川の魚種の大きな課題でありますアユ、サツキマス、ウナギ等については十分な調査を行ってきました。しかし、カジカ類についてはもともと魚獲の対象となっておりませんし、その実績調査もないわけでございますが、念には念を期するため、この問題について現在調査を行うことといたしました。
それから第二点目は、せきの設置、水質・流況の変化が回遊性の魚類でございますカジカ類の遡上、降海、生息に及ぼす影響。これが第二点目でございます。それから第三点目は、今後工事が予定されております高水敷におきます動植物の生息に及ぼします影響でございます。これが三点目でございます。
それから、カジカ類については確かに調査不足ではございましたが、従来のトータルの生態系調査の中では大部分については把握しておりますので、さらにこれについて追加をしていこうということでございます。
それから魚類につきましては、底生魚類であるカジカ類に関しての生態調査。それから今後改変を予定される高水敷における動植物の調査。この三点について補足調査を行って、住民に説明をして理解を求めるということになったわけでございます。